ECB、5月は債券購入を加速-市場の夏枯れ前に

欧州中央銀行(ECB)は5月に、量的緩和 (QE)プログラムでの債券購入を加速させた。夏季休暇シーズンで市 場が閑散となる前に購入を増やした。

ECBが1日ウェブサイトで公表したところによると、公的部門と 民家部門の債券を合わせた5月の購入高は631億ユーロ(約8兆5700億 円)。4月は603億ユーロだった。

クーレ理事は5月18日の講演で、7、8月に予想される債券市場の 流動性低下に対応するため購入を増やすと発言していた。

ソシエテ・ジェネラルのシニアエコノミスト、アナトリ・アネンコ フ氏は購入額データが公表される前に、「購入前倒しは流動性懸念に対 応する円滑で柔軟な解決策だ」とした上で、「しかしながら、例えば米 国の利上げなどにより政策が意図に反して引き締まった場合にECBは どうするつもりなのか、何ができるのかという疑問が生じる」と付け加 えた。

ECBの発表によると、国債と機関債の購入高は516億ユーロ増 え1467億ユーロに達した。カバード債は100億ユーロ増え851億ユーロ、 資産担保証券は14億ユーロ増加で72億ユーロとなった。

ECBは月600億ユーロの購入を目標としている。

原題:ECB Accelerates Asset Purchases as Summer Bond-Market Lull Looms(抜粋)

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