アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が大幅高、インドは続伸

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

1日の中国株式市場では、上海総合指数が1月以来の大幅上昇。中 国国家統計局と中国物流購買連合会が同日発表した5月の製造業購買担 当者指数(PMI)で3カ月連続で製造業活動の拡大が示されたほか、 当局が地方政府の債務への対策を講じるとの観測が高まった。

5月の製造業PMIが50.2に上昇したことで、中航飛機(000768 CH)を中心に工業株が高い。中国当局は地方の財政構造の改善を図るプ ログラムの規模を最大で2倍に拡大することを検討していると、協議の 事情に詳しい関係者が明らかにした。華能国際電力(600011 CH)など で構成される公益株の指数は6.8%高。政府が電力会社の合併を促進す るとの期待が広がった。

上海総合指数は前週末比4.7%高の4828.74で終了。年初来の上昇率 は49%となった。指数は5月28日に6.5%下げた後に回復し、指数の30 日ボラティリティ(変動性)は約4カ月ぶりの高水準に上昇した。 CSI300指数は前週末比4.9%高。

精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO、上海在勤)は「先週 の下落後に市場に戻って、割安株を見つけている投資家もいる。今後は 相場が上げるのに伴い、ボラティリティもさらに高まるだろう」と指 摘。「製造業PMIによって示唆された景気の安定化も地合いを支えて いる」と述べた。

香港市場でハンセン中国企業株(H株)指数は前週末比1.4%高、 ハンセン指数は同0.6%高。

【インド株式市況】

1日のインド株式市場では指標のS&P・BSEセンセックスが続 伸。国内総生産(GDP)統計が予想を下回ったことで、インド準備銀 行(中央銀行)が2日の政策決定会合で利下げに踏み切るとの観測が強 まった。

インド最大のエンジニアリング会社、ラーセン・アンド・トゥブロ は構成銘柄の中で最大の値上がり。世界最大の製油所を所有するリライ アンス・インダストリーズは4週間ぶりの大幅高。国内最大の乗用車メ ーカー、マルチ・スズキ・インディアは続伸。5月の販売台数が約14% 増えた。

センセックスは前週末比0.1%高の27848.99で終了。先月29日の発 表によれば、2014年度(14年4月-15年3月)GDPは前年度比7.3% 増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では7.4%増 が見込まれていた。

別のアナリスト調査によれば、39人中31人がインド中銀は政策金利 を0.25ポイント引き下げ7.25%にすると見込んでいる。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比0.7%安の5735.40。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比0.6%安の2102.37。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比0.8%安の9625.69。

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