荒れる6月、中国短期金利は跳ね上がるか-IPOも懸念

借り入れコスト引き下げに取り組んできた中 国当局は、6月を迎えて大きな困難に見舞われることになる。データに よると、同国の主要短期金利は過去10年間、毎年6月に上昇してきた。 今年は5年ぶりの大きな規模となる新規株式公開(IPO)が控えてい るというマイナス材料も重なる。

添付のチャートは、銀行間の資金繰りの容易さを測る指標である7 日物レポ金利が過去4年間、毎年6月に最も大幅な、または2番目に大 きな月間上昇を記録してきたことを示す(チャートの青い囲み部分)。 ブルームバーグが5月29日にアナリストやトレーダー5人を対象に実施 した調査の予想中央値によれば、今月の7日物レポ金利は平均2.5%に なる見込み。5月は平均2.06%で、それを44ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上回る。

中国人民銀行(中央銀行)は2013年6月、7日物レポ金利が過去最 高の10.77%に跳ね上がるのを容認した。当局が簿外のファイナンスを 取り締まる中、銀行は四半期末の預貸率検査に備えて現金確保に走り、 金融市場が混乱した。

ブルームバーグがアナリスト6人を対象に実施した調査によれば、 今週は前回を60%上回る4兆9000億元(約98兆円)規模の資金がIPO 銘柄に投じられることになる見込みだ。

三菱東京UFJ銀行(中国)の金融市場担当チーフアナリスト、李 劉陽氏(上海在勤)は「IPOと季節要因が恐らく市場全体に影響を及 ぼし、金利を押し上げるだろう」と指摘した。

原題:China IPOs to Tie Up $790 Billion in Cash-Crunch Month of June(抜粋)

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