PIMCOトータル・リターン、1-3月は米30年国債を倍増

パシフィック・インベストメント・マネジメ ント(PIMCO)の旗艦ファンド、「PIMCOトータル・リター ン・ファンド」は1-3月(第1四半期)に米長期国債を買い増す一方 で、幅広い国々のソブリン債関連デリバティブ(金融派生商品)の組み 入れ比率を縮小した。

先月29日の当局への届け出によると、同ファンドの3月末時点の 米30年債保有額は186億ドル(約2兆3100億円)と、昨年12月末から2 倍余りに増加した。一方、ブラジルと中国、インドネシア、メキシコの 国債に関連したクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保有額 は67億ドルと、12月末時点の114億ドルから減少。イタリアとロシア関 連のCDS総額48億ドル相当は全て売却したという。

PIMCOの広報担当マイケル・リード氏は、ファンドの保有額に 関するコメントを控えた。

PIMCOトータル・リターン・ファンドは2年にわたって顧客の 資金引き揚げが続き、1カ月前に世界最大の債券投資信託という称号を 失った。長年にわたり同ファンドの運用責任者を務めたビル・グロース 氏が昨年9月にジャナス・キャピタル・グループに移籍して以来、同フ ァンドからは1100億ドル以上の資金が流出した。

ブルームバーグがまとめたデータによると、現在スコット・マザ ー、マーク・キーセル、ミヒル・ウォラー3氏が運用する同ファンドの 年初来リターンは5月28日時点でプラス1.2%と、同種のファンド の67%をしのぐ運用成績となっている。

原題:Pimco Total Return Doubled 30-Year Treasuries in First Quarter(抜粋)

--取材協力:Miles Weiss.

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