欧州債(29日):ドイツ債上昇、荒れ模様の5月を終える

29日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇。週 間ベースでは2週連続高となった。国債取引にとって5月は荒れた1カ 月だったものの、投資家らはソブリン債への信頼を失っていないとバー クレイズとBNPパリバは指摘した。

約3週間で10年債利回りが70ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)余り上昇した相場急落から、ドイツ国債は安定を取り戻しつ つある。バークレイズのアナリストらは近い将来にこのような売り浴び せが再発する公算は小さいと指摘。BNPパリバはさらなる国債利回り 低下に備えたポジション構築を推奨した。

BNPパリバのストラテジスト、パトリック・ジャック、エリッ ク・オイノヤン両氏はリポートで、「中核国のソブリン債市場の雰囲気 は改善した」と分析し、「最近の動向は夏に強気バイアスが強まること を示唆している。欧州債のショート(売り持ち)を手じまい、徐々にロ ング(買い越し)を積み上げるべきだ」と記した。

ロンドン時間午後4時47分現在、ドイツ10年債利回りは前日比4b p低下の0.49%。前週末比では11bp下げた。同国債(表面利 率0.5%、2025年2月償還)価格はこの日、0.365上げ100.08。

欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事が今月と来月にソブリン債の 購入ペースを加速させる方針を明らかにしたことも、着実な相場反転に 貢献した。

原題:Euro Bond Washout Subsides as Barclays Sees Bulls Keeping Faith(抜粋)