4月の鉱工業生産、前月比1.0%上昇-プラスは3カ月ぶり

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4月の鉱工業生産(速報値)は3カ月ぶりに プラスとなった。経済産業省は「総じてみれば、緩やかな持ち直しの動 きがみられる」という判断を維持した。

経産省が29日に発表した生産指数は前月比1.0%上昇した。前年同 月比では0.1%低下。電子部品・デバイス、電気機械、金属製品工業な どが上昇した。ブルームバーグ・ニュースによる集計データの前月比の 予想中央値も1.0%上昇。

出荷指数は前月比0.4%上昇した。業種別では、電子部品・デバイ ス、石油・石炭製品、金属製品工業などが上昇要因となった。在庫指数 はゼロ%。業種別では、はん用・生産用・業務用機械、電気機械、輸送 機械工業などが上昇し、鉄鋼、化学、窯業・土石製品工業などが低下し た。

製造工業生産予測指数は5月が前月比0.5%上昇、6月は0.5%低下 だった。

SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは指標発表後のリ ポートで「生産は昨夏をボトムに今年1月まで堅調に回復していたが、 このところ停滞感が強まっている。輸出・生産とも海外の需要不振の影 響を受けているようだ」と述べた。

牧野氏は「生産は目先も停滞の公算。特に輸送機械は5月に大幅減 産の後、6月は3.3%の増産にとどまる見通しで、当面は在庫調整のた め生産が伸び悩む」と見込んでいる。

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