ギリシャだけが楽観的、31日までに合意も期待-債権者側は否定

更新日時

ギリシャはまたも、救済をめぐる債権者側と の合意が数日内に可能と楽観的な見通しを示した。債権者側からはすぐ にこれを打ち消す発言が出された。

ギリシャ政府のサケラリディス報道官は28日、31日までに合意に至 ることに期待を示した。「この楽観はただ言葉だけのものではない。こ こ数週間の経緯とその間に成し遂げられた進展に基づいたものだ」と同 報道官はアテネで記者団に語った。「債権者機関およびユーロ圏諸国と ともに、デフォルト(債務不履行)が決して起こらないように取り組ん でいる」と付け加えた。

国際通貨基金(IMF)はギリシャが年金改革などの改革に支えら れた信頼できる中期的な財政黒字目標を設定しない限り、救済取り決め を支持しない、とG7に関わる当局者が述べた。

同当局者が匿名を条件に語ったところによると、ギリシャと債権者 側の隔たりはなお大きい。ユーロ圏諸国はギリシャの債務を持続可能に するために負担軽減を支援する必要が生じることもあり得るという。

ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領は行き詰まり打 開を目指して先週、5月末を合意の期限とすると発言したが、チプラス 首相との会談後、まだ作業が必要と論調を変えた。ギリシャ側はまだ5 月末合意が可能だとしているが、欧州の当局者らは27日、この期限の有 効性を否定した。

IMFへの支払い期日

新たに期限と目されているのは国際通貨基金(IMF)への一連の 支払いの初回が来る6月5日。今から3週間に約16億ユーロ(約2170億 円)の支払いが必要だが、ギリシャにどれだけ資金があるのか誰にも分 からない。

アナリストらが挙げている一つの選択肢は、6月の支払いをまとめ て最後の期日に行う案だが、サケラリディス報道官はこれを否定した。

欧州連合(EU)欧州委員会でユーロ問題を担当するドムブロフス キス副委員長はブリュッセルで記者団に「進展はしているがまだやらな ければならないことが大量にある。現在はこの作業が鋭意進められてい る」と述べた。

原題:Greek Chutzpah Over Imminent Deal Belies Creditor Denials (2)(抜粋)

--取材協力:Jeff Black、Alessandro Speciale、Jones Hayden.