世界の飢餓人口、過去25年で最低水準-中国やブラジル成長で

栄養不足の人口が過去25年で最も少なくなっ ていることが、国連食糧農業機関(FAO)の報告書で明らかになっ た。中国やブラジルなど新興国の経済が拡大し食料生産が改善したこと が背景にある。

FAOが27日発表した報告書によると、世界の飢餓人口は7億9500 万人と、2010-12年の8億2100万人から減少した。これは依然として、 約9人に1人が栄養不足であることを意味する。飢餓撲滅への動きは中 国が中心で、過去25年の発展途上国での飢餓人口減少の約3分の2を占 めた。世界の主要地域では、東アジアと東南アジアで飢餓人口が最も減 ったという。

「飢餓撲滅に向けて中心的役割を果たすのは経済成長だ。豊かな国 ほど食料不足の影響を受けにくい」とFAOは指摘した。

報告書によると、飢餓人口は世界人口の10.9%を占め、この割合 は2010-12年の11.8%、1990-92年の18.6%から低下した。

一方で自然災害と内乱が飢餓人口の減少を阻んでいる。アフリカで は24カ国が現在、食料危機に直面しており、1990年当時の2倍に増えて いる。飢餓人口の割合は東アフリカと中央アフリカで最も高く30%を上 回っている。

原題:World Hunger Falls to 25-Year Low on China, Brazil’s Ascent (1)(抜粋)

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