米国債:7年債が上昇、落札利回りが今年最高となり需要拡大

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28日の米国債市場では7年債相場が上昇。同 年債入札(発行額290億ドル)で落札利回りが昨年12月以来の高水準に なり投資妙味が高まったため、買いが入った。

既発7年債利回りは1週間ぶり低水準を付けた。米金融当局が利上 げの時期を探っているにもかかわらず入札で需要が強かったことが背景 にある。朝方の米国債はもみ合い。新規失業保険申請件数は前週比で増 加したものの、12週連続で30万件を下回った。

FTNファイナンシャルの金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏 は「利回りが低下しても大口の投資家が入札に参加している。参加意欲 はなお非常に強い」と指摘した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、既発7年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の1.89%。

7年債入札の最高落札利回りは1.888%と、昨年12月24日 (2.13%)以来の高水準となった。

投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.49倍と、過去10回の平 均2.47倍を上回った。

今週実施された2年債と5年債の入札でも落札利回りは今年最高を 記録した。26日の2年債入札の利回りは0.648%、27日の5年債 は1.560%だった。

労働市場

23日までの1週間の新規失業保険申請件数は前週比7000件増の28 万2000件。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は27万 件だった。

ドイツ銀行プライベート・ウェルス・マネジメント部門の債券取引 責任者、ゲーリー・ポラック氏は「労働市場はなお強いものの、やや減 速している」と指摘。「米金融当局が行動を起こすのに十分な根拠を得 るとの判断は時期尚早だ。それは現在の市場で活発に議論されており、 当局内でさえもそうだ」と述べた。

フェデラルファンド(FF)金利誘導目標は2008年12月以来、事実 上のゼロで据え置かれている。

ブルームバーグがまとめたデータによると、米10年債利回りは他の 主要7カ国の国債利回りを0.95ポイント上回っている。ブルームバーグ 米国債指数によれば、米国債の今月のリターンはマイナス0.5%、年初 からではプラス0.6%となっている。

原題:U.S. 7-Year Notes Rise on Demand for Highest 2015 Auction Yield(抜粋)

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