米セントルイス連銀総裁:当局は「名目GDP目標」の導入検討を

米セントルイス連銀のブラード総裁は、金融 政策当局者らはこれまでと異なる、国内総生産(GDP)の名目値を目 標とする政策を検討するべきだとの認識を示した。

総裁は、成長押し上げのための新しい戦略を主張した論文に関する 記者団との電話会議で、「名目GDP目標のようなものは、適切に策定 されれば最適な政策になると思われる」と述べた。

金融当局は2008年に政策金利をゼロに引き下げて以降、資産購入や フォワードガイダンスを政策手段として利用してきた。ブラード総裁は 研究論文で、そうした政策は期待されていたような景気拡大やインフレ の高まりをもたらしておらず、新たなアプローチが必要になっていると 主張している。同研究論文は総裁を含む4人の共著。

ブラード総裁の論文では金融当局がGDP目標をどう達成できるか についての詳細には触れていない。一方で総裁は記者団に対し、目標を 達成できなかった場合は、追加刺激策が必要になることが示唆されると 述べた。また「2007-09年に当局は一段の措置を講じるべきだっただろ う」とも語った。

原題:Fed’s Bullard Urges GDP Target as Strategy With Zero Policy Rate(抜粋)