欧州株:反落、ギリシャ協議の先行きを悲観-合意期待遠のく

28日の欧州株式相場は反落。ここ5日で4回 目の値下がりとなった。来週の支払い期限までにギリシャが融資再開に 向けた合意にこぎ着けられないとの懸念が強まったことが要因。

指標のストックス欧州600指数は前日比0.5%安の406.83で終了。一 時は1%安となった。業種別19指数のうち17指数が値下がりした。

ギリシャの債務を減免する必要があるかもしれないとの国際通貨基 金(IMF)当局者発言などを受け、ストックス600指数は下げ幅を拡 大した。前日はギリシャ政府が合意は近いとの見解を示したことを手掛 かりに、同指数は大幅高となった。主要7カ国(G7)財務相・中央銀 行総裁会議出席のためドイツ・ドレスデン入りした当局者らは、ギリシ ャのこうした見解を否定した。

ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フ ォンメイレン氏は「情報が入り乱れるのは政治的な駆け引きの一部だ」 と指摘。「ギリシャに関しては最後のぎりぎりまでセンチメントが揺れ 動く。期日当日まで合意には至らないだろう。シグナルを見極めようと 市場は懸命になり、ボラティリティは高まる」と語った。

ギリシャ問題はG7会合の正式議題ではないが、IMF返済期限を 来週に控え、政策当局者が公的発言で言及することが多くなっている。 欧州中央銀行(ECB)は28日公表の四半期報告で、ギリシャ救済をめ ぐる合意が近いうちに成立しなければ他のユーロ圏諸国の国債利回りが 上昇するリスクがあると指摘した。ギリシャのアテネ総合指数はこの 日、1.7%下落した。

個別銘柄では、鉄鋼メーカーのアルセロールミタルとフェストアル ピーネが大きく下げた。ドイツのBMWとダイムラーを中心に自動車株 も売られた。一方、インフィニオン・テクノロジーズが3.2%上昇する など、半導体銘柄は値上がり。アバゴ・テクノロジーがブロードコムの 買収で合意したことが買い材料。

原題:Europe Stocks Decline on Concern Greece Far From Reaching Deal(抜粋)