クーレ理事講演、ECBは経緯説明を-EUオンブズマン要請

欧州中央銀行(ECB)は今月18日に行われ た講演で、金融市場が敏感に反応するような情報が限られた聴衆を相手 に開示された経緯を説明するべきだと、欧州連合(EU)のオンブズマ ンが書簡で求めた。

EUオンブズマンのエミリー・オライリー氏はドラギECB総裁に 対し、「問題とされる状況に至った経緯、特に同様の状況を将来再び招 かないための措置について、ECBから詳しい説明があればありがた い」と書簡で伝えた。同書簡はEUオンブズマン制度のウェブサイトに 掲載された。

このウェブサイトによると、オライリー氏はこれより前にECBに 問い合わせたが、メディアへの開示が遅れた件に関する説明文書を読む ようにとの回答だった。

ヘッジファンドのブレバン・ハワード・アセット・マネジメントが 出資する調査グループが共同主催した18日の非公開イベントでは、クー レECB理事が5月と6月に債券購入を加速させる計画であることを話 した。ECBは翌日にスピーチ内容をオンラインで開示し、ユーロは下 落、債券と株式は上昇した。

オライリー氏は「一連の報道から、スピーチ内容の開示が遅れたの は『内部的な手続き上のミス』によるものであり、問題再発の防止措置 をすでに講じたとECBは説明している」と指摘。「約2週間内に ECBから回答があるよう望みたい。この回答が原則として公開される べきであることは言うまでもない」と続けた。

ECB報道官はこの件についてのコメントを控えた。

原題:ECB Asked by EU Ombudsman to Explain Speech to Select Investors(抜粋)

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