アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が大幅安、印株も下落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

28日の中国株式市場では、上海総合指数が約4カ月ぶりの大幅安と なった。一部の証券会社が信用取引融資の条件を厳格化したことや、中 国人民銀行(中央銀行)が金融システムから資金を吸収したことが響い た。

上海総合指数は前日比6.5%安の4620.27で終了。一時は4986.50 と、2008年以来となる5000ポイント台に迫っていた。金融や商品関連銘 柄が全体を押し下げた。複数の証券会社が信用取引の委託保証金率を引 き上げたことを受け、中信証券(CITIC証券、600030 CH)は9.4% 安となった。

中国工商銀行(ICBC、601398 CH)と中国建設銀行(601939 CH)は共に少なくとも5%を超える下げ。中国の政府系ファンド傘下部 門が2行の保有株を削減した。

SGセキュリティーズのトレーダー、マイケルダグラス・リー氏 (香港在勤)は「中国市場の特質はレバレッジと信用取引だ」と指摘。 個人投資家が証拠金をより多く差し入れることを「余儀なくされるた め、保証金率に関する話は相場の一段の下げにつながる」と述べた。

CSI300指数は6.7%安。香港市場ではハンセン中国企業株(H 株)指数が3.5%安、ハンセン指数は2.2%安で引けた。

【インド株式市況】

28日のインド株式相場は下落。デリバティブ(金融派生商品)取引 が期日を迎え、値動きの荒い展開となった。インド石油ガス公社( ONGC)などの利益が予想を下回ったことも売り材料。

ONGCは1.2%下げ、アルミ生産でインド2位のヒンダルコ・イ ンダストリーズは5日続落。シプラが3週間ぶり安値を付けるなど、製 薬銘柄指数は4日続落となった。国内最大のトラクターメーカー、マヒ ンドラ・アンド・マヒンドラは続落。前日は3.2%下げていた。

指標のS&P・BSEセンセックスは前日比0.2%安の27506.71 と、2週間ぶりの安値で終了。一時は0.4%上げた。ブルームバーグが まとめたデータによれば、1-3月期決算を発表済みの指数構成銘柄 で、業績が予想を下回ったのは約56%。昨年10-12月期ではこの比率 は53%、同年7-9月期は33%だった。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比0.2%安の5713.09。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.2%高の2110.89。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比0.2%高の9712.84。

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