豪当局の融資抑制策、シドニーの住宅バブルには焼け石に水か

オーストラリアの規制当局が警鐘を鳴らし、 銀行は融資を抑制する方針を示しているものの、住宅価格の急騰に歯止 めをかけるには焼け石に水かもしれない。

豪金融サービス監督当局の要請に基づき、ナショナルオーストラリ ア銀行(NAB)を含む国内住宅ローン大手は、投資家向け融資の伸び を抑える方針だ。ただ、シドニーの住宅市場の活況を抑制するために は、当局はニュージーランドのように一段と厳格な措置を課す必要があ るかもしれないと、AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任 者、シェーン・オリバー氏が指摘した。

豪金融監督局(APRA)は昨年12月、投資家向け住宅ローンの伸 びを年10%に抑えるよう銀行に要請し、その水準を守らない銀行には、 自己資本比率の引き上げを求める可能性があると警告した。7年ぶり高 水準だった3月の10.4%からの小幅な引き下げは、住宅価格の抑制につ ながらない可能性がある。コアロジックによると、シドニーの住宅価格 はここ3年間で40%上昇している。

JPモルガン・チェースのシニアエコノミスト、ベン・ジャーマン 氏(シドニー在勤)は「小幅なため影響を与えないと予想している」と 語った。

原題:Sydney Housing Bubble Seen Surviving Tepid Speculator Loan Curbs(抜粋)

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