合意はまだ先、ギリシャに独仏が反論-まず改革草案の作成を

ユーロ圏を主導する独仏の当局者らはギリシ ャに対し、改革を公約したところでそれを書面にするまでは何の価値も 持たないとのメッセージを発した。

主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議出席のためドイツ・ ドレスデン入りした独仏の当局者らは、融資再開に向けた合意は近いと のギリシャの見解を否定した。

サパン仏財政相は27日、「ある時点で議論の内容を書面にしなけれ ばならない。草案が必要だ」と、会議に向かう途中でのインタビューで 語った。

ギリシャ問題は同会議の正式議題ではなく決定権限もないが、正式 な討議の傍らではギリシャ問題がかなり論じられる見通し。同会議には ユーロ圏の3大経済国である独仏伊のほか、ギリシャの債権団である欧 州委員会、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の当局者 も参加する。

ギリシャは27日、合意文書の起草に着手する予定であり、ECBや 欧州委、IMFとの合意は近いと表明。これに対し欧州当局者は一斉に 反論した。

来月に計約16億ユーロ(約2160億円)のIMF返済を控えるギリシ ャにとって、融資確保のために残された時間は少なくなっている。最初 の返済期日は6月5日。

ドイツのショイブレ財務相は27日遅く、「3機関とギリシャ政府と の交渉はまださほど前進していない」と独公共テレビARDとのインタ ビューで指摘。合意は近いとギリシャ政府が発言するたびに「少々驚か される」と語った。

ギリシャ当局者と債権団の実務者協議はブリュッセルで続いてお り、G7会議は世界の当局者が欧州主要国に共通の土台を見いだすよう 促す好機となる。

一方、ルー米財務長官は27日、「瀬戸際政策はたった1つのアクシ デントが起こるだけで破綻する状況では危険だ」と、ドイツに向かう途 中に訪れたロンドンでの講演で発言。「当事者全員がさらに強い決意で 臨み、次の期限を最後の期限と考える必要がある」と指摘した。

原題:Greece Warned Deal Not There Yet as G-7 Ministers Visit Dresden(抜粋)

--取材協力:Jennifer Ryan、Hans Nichols、Mark Deen、Rainer Buergin、Birgit Jennen、Elena Gergen-Constantine、Scott Hamilton、Kevin Costelloe、Flavia Rotondi、Tony Czuczka、氏兼敬 子、Andrew Mayeda.