ギリシャの銀行:1-3月は軒並み赤字か-預金流出の中

ギリシャの市中銀行は中銀からの緊急流動性 支援(ELA)に依存しており、1-3月期決算で赤字となる見込み だ。これら国内銀は過去最大の預金流出に加え、同国経済がリセッショ ン(景気後退)に逆戻りした影響に苦しんでいる。

資産額で同国の銀行最大手、ギリシャ国立銀行とアルファ銀行は28 日に決算を発表する。ピレウス銀行は27日、6900万ユーロ(約93億円) の赤字となったと述べた。預金額は15%減の465億ユーロで、その後も 5月中旬までに個人預金19億ユーロが流出したという。

ユーロックス・セキュリティーズのアナリスト、マリア・カネロプ ル氏は欧州中央銀行(ECB)からの借り入れコスト上昇や貸倒引当金 積み増しで「ギリシャの銀行が4-6月も赤字にとどまると予想する」 と指摘。さらにギリシャ支援プログラムの先行き不透明な状況が続け ば、「各行の資産の質に悪影響が及ぶのは必至で、融資の焦げ付きが新 たに増えるだろう」と述べた。

原題:Greek Bank Losses Show Predicament Amid Record Deposit Outflows(抜粋)

--取材協力:Rebecca Christie、Nikos Chrysoloras.