ゴールドマン:ドル上昇の流れが再開-米経済指標が改善方向で

米経済指標が示す景気の見通しが明るい方向 にあることでドル上昇が再び勢いを増しつつあると、ゴールドマン・サ ックス・グループが指摘した。

ゴールドマン・サックスのチーフ通貨ストラテジスト、ロビン・ブ ルックス氏(ニューヨーク在勤)は調査リポートを添付した27日の電子 メールで、指標の内容が「さほど悪くない」とすれば、ドルが対ユーロ で3カ月ぶりの安値に下げた流れは終わったと指摘した。

ブルックス氏は電話取材に対し、「ユーロ高・ドル安に押される形 でセンチメントも若干悪化していた。だから最終的には経済データが期 待に沿う必要がある。そうなった場合、この流れを市場参加者は追うこ とになると考えている」と述べた。

期待外れの経済指標が相次ぎ、ドル指数が3月半ばの高値から6% 下落する中で、トレーダーはドルに強気のポジションを昨年9月以来の 低水準に縮小してきた。22日発表の4月の米消費者物価指数(CPI) のコア指数が予想を上回る伸びを示すなど、統計が予想外に上振れし始 めていることから、投資家はポジションを再構築している。ブルックス 氏は6月5日発表の米雇用統計が次の重要な指標だとみている。

原題:Goldman Sachs Sees Renewed Dollar Rally as U.S. Data Improve (1)(抜粋)