欧州債:ドイツ国債、もみ合い-ECB債券購入めぐる観測で

27日の欧州債市場ではドイツ国債がもみ合 い。欧州中央銀行(ECB)による公的セクター債券の購入ペースが鈍 化したことを受け、先行きが不透明になったことが背景にある。

ECBが購入ペースを加速させる時期とその規模を見極めようとす る動きが強まった。ECBのクーレ理事は先週、7月から8月にかけて の流動性低下に対応するため、今月と来月に債券購入を加速させる方針 を明らかにした。ただ、25日公表のデータでは先週の購入額が小幅な伸 びにとどまったことが示された。この日のドイツ30年債入札は札割れと なった。

SEBのシニア金利ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏(フラ ンクフルト在勤)は「先週のECBによる資産購入額が予想を若干下回 ったことから、今週の購入額が大きく増えると期待している」と発言。 購入額がクーレ理事の発言を反映しない場合、「ECBが望ましい規模 を購入する能力をめぐる疑念が急速に再浮上する可能性がある」とも述 べた。

ロンドン時間午後5時15分現在、ドイツ10年債利回りは前日比1ベ ーシスポイント(1bp、1bp=0.01%)上昇の0.55%。一時は3b p上げ、3bp低下する場面もあった。同国債(表面利率0.5%、2025 年2月償還)価格は99.49。

ドイツ30年債入札では20億ユーロの目標額に対し、応札額は15億ユ ーロだった。2046年8月償還債(発行額14億2000万ユーロ)の平均落札 利回りは1.18%。

原題:ECB Keeps Europe’s Bond Traders Guessing on Frontloading Policy(抜粋)

--取材協力:Alessandro Speciale.