グロース氏:独国債空売りはタイミング良かったが実践に難点

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ジャナス・キャピタル・グループのビル・グ ロース氏は自身のドイツ国債空売りの勧めについて、タイミングは良か ったが実践はあまりうまくいかなかったと明らかにした。

同氏はジャナスの投資見通しで、「私の有名な、あるいは悪名高き ドイツ国債の『空前絶後のショート』取引は時宜を得ていたが、実践は 必ずしもうまくできなかった」と書いている。「とはいえ、世界的な金 融政策の行き過ぎから生まれた機会の最高の例ではあった」と続けた。

15億2000万ドル(約1900億円)相当のジャナス・グローバル・アン コンストレインド・ボンド・ファンドを運用するグロース氏は4月21日 に10年物独国債の空売りを勧めた。当時の利回りは0.1%前後だった が、その後の1カ月に値下がりし利回りは0.64%に上昇、グロース氏の 正しさが示された。しかし同氏は小幅な値動きしか予想していなかった ため、アンコンストレインド・ファンドの同期間の成績はマイナ ス2.5%だった。ジャナスがウェブサイトにデータを掲載した。

グロース氏は27日にブルームバーグとのインタビューで、「利回り を50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)も上昇させるような値 下がりのスピードには不意を突かれた」と述べた。

グロース氏は、収益機会が少なく低リターンの環境では、各国の国 債利回りの差に着目した取引が有望だとの考えを保持している。米国債 を英国債とスペイン国債に対して買い持ちするのが有望かもしれないと の見方も示した。「過大評価の度合いが最も小さいものを選好し、最も 大きいものを売るのがよい」と書いている。

原題:Gross Says Bund ‘Lifetime’ Short Well-Timed, Poorly Executed (1)(抜粋)

--取材協力:Mary Childs.

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