ソニー:今期は成長段階に、半導体やゲームで投資拡大-平井社長

今期(2016年3月期)に黒字化を目指すソニ ーは、これまでの構造改革期から成長段階に入ったとし、イメージセン サーなど半導体やゲーム領域で投資を拡大する方針だ。

平井一夫社長は27日、エレクトロニクス事業の投資家向け説明会 で、「投資を通して他社とのリードを一層強固にする」と述べ、スマー トフォン用カメラなどに搭載されるイメージセンサーに2100億円を投じ る考えを示した。好調なゲーム分野でも投資する計画で、発表資料によ れば、仮想現実(VR)ヘッドセットの「プロジェクト・モーフィア ス」を16年上期に発売する予定。

ソニーは3年後の18年3月期にグループで営業利益5000億円以上、 株主資本利益率(ROE)10%以上を目指す中期経営方針を策定。前期 に構造改革をやり切り、同方針初年度の今期は収益性を重視しながら成 長領域に積極投資する年と位置付けている。

平井社長は、前期までは構造改革最優先だったが、顧客価値の創造 に正面から向き合える体制になったと語った。投資額が膨らんだことに 驚きがあるかもしれないとしながらも、「十分な市場分析を行ったプラ ン」だと説明した。

ソニーはエレキ事業の不振などから過去2年間は純損益が赤字に沈 んでいたが、今期は大型減損もなく、純利益が1400億円と3年ぶりに黒 字化する見通しだとしている。営業利益は前期比約5倍の3200億円を見 込んでいる。

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