個別銘柄:みずほFG高値、住友電工大幅高、住友重機は軟調

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27日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は以下の通り。

みずほフィナンシャルグループ(8411):前日比2.4%高の256円。 一時257円まであり、年初来高値を更新した。ゴールドマン・サックス 証券では同社が26日午後に開催した決算説明会で、6月上旬に公表予定 のガバナンス報告書で政策保有株の保有意義を検証、議決権行使基準も 開示するなどの発言があったと指摘。それらが政策保有株売却への強い コミットメントと考えているとし、ポジティブに評価するとした。 TOPIXの上昇寄与度1位。

住友電気工業(5802):5.1%高の1985円。中期経営計画の見直し を発表し、2018年3月期の営業利益目標を従来の1800億円から2000億円 に上方修正、売上高は3兆円から3兆3000億円に引き上げた。さらに新 たに株主資本利益率(ROE)8%以上を目指す目標が設定された。

住友重機械工業(6302):1.1%安の805円。クレディ・スイス証券 は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。目標株 価は850円に据え置いた。目標株価に株価がおおむね到達したことが理 由。

東芝機械(6104):8.4%高の582円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券では目標株価を530円から620円に引き上げた。工作機械など主 力の大型機の更新需要が国内で顕在化しているなどとし、16年3月期営 業利益予想を71億円から73億円(会社計画62億円)、17年3月期を83億 円から84億円に増額した。投資判断「オーバーウエート」を継続。

ミスミグループ本社(9962):5.9%高の4990円。野村証券では5 割を占める国内売り上げが好調で、ミスミモデルの自力成長に国内需要 の堅調が加わると分析。16年3月期の海外売り上げは中国工場強化など で前期比19%増となるほか、粗利益率も改善に向かうと予想した。投資 判断は「買い」を継続。

三菱ガス化学(4182):2.8%高の728円。発行済み株式総数 の2.21%にあたる1000万株(金額90億円)を上限に自己株を取得すると 発表。株式需給の改善や株主価値向上への期待が高まった。

共立メンテナンス(9616):5%高の6720円。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券は目標株価を6690円から8280円に引き上げた。16年 3月期はホテル7棟の開業費用発生でも、既存ホテルの室料上昇でホテ ル事業は引き続き好調だろうと指摘。今期営業利益は前期比16%増の95 億円(会社計画87億円)、17年3月期は同証予想比24%増の118億円を 見込んだ。投資判断は「買い」を継続。

三菱UFJリース(8593):1.6%安の632円。みずほ証券は投資判 断を「買い」から「中立」に引き下げた。堅調な業績はおおむね株価に 織り込まれたとし、グローバルアセット拡大による16年3月期増益の確 度が高い一方、国内設備投資市場や同社の資本効率については市場の期 待値を上回る改善が想定されないと指摘。今期純利益予想を495億円か ら491億円(会社計画460億円)、17年3月期を550億円から532億円に減 額した。

電気化学工業(4061):3.8%高の574円。野村証券は目標株価 を540円から600円に引き上げた。16年3月期営業利益予想を272億円か ら274億円(会社計画300億円)、17年3月期を277億円から285億円に増 額。ワクチンやウィルス検査キットの販売拡大などでデンカ生研の収益 力が向上すれば、中期成長率が高まり強気の投資判断を取れるとした。 投資判断は「中立」を継続。

スリープログループ(2375):6.4%安の324円。14年11月-15年4 月期の営業利益は前年同期比30%減の1億5900万円だった。通信キャリ アの新規顧客開拓や家電量販店での営業・販売支援サービス分野で、消 費税増税に伴う駆け込み需要の反動が想定以上に大きかったことなどが 響いた。

ユーシン(6985):5.1%高の821円。発行済み株式総数の19.55% にあたる自己株640万株を6月22日付で消却すると発表。1株あたり株 主価値の向上が期待された。