OPEC:サウジの戦略支持か、市場シェア維持へ生産継続

来週開かれる石油輸出国機構(OPEC)総 会でサウジアラビアが、米国のシェールオイル生産の増加に対抗するた め原油生産を継続すべきだと主張すれば、価格は味方するだろう。

OPECが昨年11月開いた総会の前の9週間のうち8週において、 原油価格は下落していた。この時サウジは、世界的な供給過剰に対応す るため減産に踏み切るべきだとする大半の加盟国の主張を抑え込んだ。 フランスのソシエテ・ジェネラルと米銀バンク・オブ・アメリカ (BOA)によれば、世界の石油各社が設備投資を削減し、米国の生産 はピークに達し原油価格が上昇しているため、6月5日に開かれる OPEC総会でサウジの戦略は維持される見通しだ。

約40年ぶりの高水準に達していた米国の原油生産が鈍り、原油価格 は1月に付けた6年ぶり安値から40%余り上昇している。サウジが高コ スト生産会社の駆逐に向け価格より市場シェアを優先するようOPEC を主導する中、価格上昇はサウジの戦略の正当化につながる見通しだ。

BOAの商品調査責任者、フランシスコ・ブランチ氏はニューヨー クからの電話インタビューで「サウジは恐らく戦略が奏功していると感 じている。米国のリグ(掘削装置)稼働数はかなり減少しており、設備 投資は大幅に削減されている。それは、サウジの戦略がうまくいってい る兆候だ」と述べた。

原題:OPEC Seen Backing Saudi Arabia’s Plan to Keep Supplies Elevated(抜粋)