マローン氏、「ケーブル王」の座に復帰-TWC買収で

ジョン・マローン氏が米ケーブルテレビ (CATV)業界に本格的に復帰した。

かつてテレコミュニケーションズ・インク(TCI)を米有数の CATV会社に育て上げ、富を築いたマローン氏だが、2年前にはロン ドンに本拠を置くリバティ・グローバルを通じて欧州での事業に注力し ていた。

同氏率いる米CATV会社チャーター・コミュニケーションズは26 日、同業の米タイムワーナー・ケーブル(TWC)を約550億ドル(約 6兆7700億円)で買収すると発表。大西洋の両岸で起きている業界再編 で主導的な役割を握ることに同氏がなお意欲的であることを示した。

マローン氏(74)は15年前にTCIを米AT&Tに売却。TWC買 収が成功すれば、当時断念した米有料テレビ業界2位の座奪取が実現す る。チャーターは1年3カ月前にTWCに対し最初の買収提案を行った が、米コムキャストによる450億ドル規模の買収案に阻まれていた。コ ムキャストは先月、規制当局の承認を得られないと判断、買収を断念し た。

今回の1株当たり195.71ドルでの買収額は、TWC株の22日終値 を14%上回る水準。米CATV4位のチャーターは最大手のコムキャス トに次ぐ2位に浮上する。TWC買収により、チャーターはニューヨー クやロサンゼルス、ダラスなどの都市で1200万人の顧客を獲得し、 CATV加入者数がほぼ4倍に増加する。同社は6位のブライト・ハウ ス・ネットワークスの買収でも合意しており、新会社に統合する計画。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、マローン氏の純資産額 は86億ドル。同氏は2013年、チャーターの株式27%を26億ドルで取得 し、筆頭株主となった。

原題:John Malone to Reclaim Cable Throne With Time Warner Deal (1)(抜粋)

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