ギリシャ問題はG7関心事、米財務長官がギリシャ首相に電話

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ドイツのドレスデンで今週開催される主要7 カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は、主催国ドイツが設定した議 題に専念することは難しそうだ。

ギリシャは公式の議題には含まれていないが、ルー米財務長官は27 日にギリシャのチプラス首相と電話で話した。国際通貨基金(IMF) への支払いの期限を来月に控え、ギリシャ問題は緊急度を増している。

27日に開幕するG7の公式議題は、経済成長や租税回避対策、国際 金融の構造強化などだが、出席する当局者の多くにとって最も差し迫っ た問題はギリシャのユーロ圏残留の可否であり、残留できない場合に世 界がその結果に対処できるかどうかだ。

ベレンベルク銀行のシニアエコノミスト、クリスティアン・シュル ツ氏は「為替や貿易に関して議論すべき喫緊の大きな問題はない」と指 摘。「関係者全員の心配はもちろんギリシャだ。経済を救うために必要 なことを実行しなければならないというのがギリシャへのメッセージ だ」と述べた。

G7にはギリシャ問題への対応を判断する責務はないものの、会議 ではユーロ圏の3大国であるドイツ、フランス、イタリアの当局者に加 え、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)、欧州連合 (EU)とギリシャの債権者らが顔をそろえる。

ルー長官はチプラス首相に、将来についての合意ができなければギ リシャ国民は直ちに苦難にさらされ、欧州と世界経済についても不透明 感が高まるだろうと述べた。米財務省が電子メールで明らかにした。長 官は全当事者が共通の基盤を見いだし早期に合意に至ることを呼び掛け た。22日にもチプラス首相に電話で同様の考えを伝えていた。

原題:Lew Calling Tsipras Shows Greek Nerves Eclipsing G-7 Agenda(抜粋)

--取材協力:Kasia Klimasinska.

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