ネスレの天然水工場計画に反発強まる-干ばつのオレゴン州

スイスのネスレが米オレゴン州で天然水のボ トル飲料を生産する計画に対し、政策立案者と環境保護活動家による反 発が強まっている。反対派は、同州で干ばつが拡大する中、企業が天然 資源から利益を得ることを容認すべきではないと主張する。

オレゴン州水資源局は、ネスレが同州ポートランドの東方71キロメ ートルにある静かな町カスケードロックスから天然水を購入する計画に ついて検討している。同社はこの町で瓶詰め工場を開設する予定。

計画に反対するアン・リニンガー州議会下院議員(民主党)は「ネ スレの計画は注意を喚起している。将来、気候変動による影響が予想さ れる中、オレゴン州の住民や環境、魚類、農家のために必要な水資源の 確保に向け思慮深い行動を取る必要がある」と語った。

米西部は干ばつに見舞われており、農家は土地の利用を制限せざる を得ず、住民は節水を義務付けられ、政策立案者らは太平洋の海水の淡 水化を検討している。そんな中、ネスレや米スターバックスなど水のボ トル詰めを手掛ける企業の動向が注目されている。

反対派は20日、ロサンゼルスとサクラメントにあるネスレのボトル 詰め工場に集まり、カリフォルニア州が歴史的干ばつに見舞われている 間は操業を停止するよう求めた。スターバックスは7日、カリフォルニ ア州での干ばつを理由に、同州でのミネラルウオーター「エトス」の生 産をペンシルベニア州に移す計画を発表した。

原題:Nestle Bottled-Water Plan Draws Fight in Drought-Stricken Oregon(抜粋)

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