トレーダーのユーロ悲観論強まる-ギリシャ2月合意効果後退

為替トレーダーのユーロに対する悲観論は、 ギリシャが3カ月前に債権国から金融支援延長の合意を取り付けて以 降、最も強くなっている。

ブルームバーグが集計した3カ月物リスクリバーサル率では、ドル に対してユーロを売る権利(プット)が買う権利(コール)に対し て2.3ポイント高くなっている。これは2月20日以来の高水準。同日の 合意に伴う楽観論がついに消え、4月28日以来の安値を付けたユーロの 下げがさらに進むことを示唆している。

ギリシャと欧州諸国との協議は再びこう着状態にある。バルファキ ス財務相は、ギリシャのデフォルト(債務不履行)につながりかねない 交渉行き詰まりは債権国が一段の財政緊縮を求めているためだと主張す る。ギリシャは6月に総額約16億ユーロ(約2100億円)を国際通貨基金 (IMF)に返済しなければならない。

ウニクレディトのシニア通貨ストラテジスト、ロベルト・ミアリッ チ氏(ミラノ在勤)は「状況は悪化している。短期的にユーロの信頼感 を回復するには、ギリシャについて少なくとも6月の返済期限は守られ るという明るいニュースが必要だろう。ただ現時点ではなお大きな疑問 符がつく」と述べた。

ユーロを売る権利のプレミアムは2月20日の合意後に1.5ポイント まで縮小していた。今月18日時点でも1.7ポイントで、ギリシャに関す るセンチメントの急速な悪化が示されている。

原題:Euro Traders Shed Last Bit of Optimism From Greek February Deal(抜粋)