ギリシャ支援協議は収れんせず、IMF返済迫る中-関係者

ギリシャへの融資再開をめぐる同国と債権者 の協議は、国際通貨基金(IMF)への返済期限が再び迫る中でも意見 の「収れん」はほとんど見られない。事情に詳しい関係者が明らかにし た。

ギリシャは来月中にIMFに計約16億ユーロ(約2100億円)を返済 しなければならず、支援プログラムからの融資再開を必要としている。 6月最初のIMF返済期日は5日。

同関係者によれば、ギリシャ当局者は26日遅くにブリュッセルで欧 州委員会およびIMFと電話協議を行う計画。同日に予定されていた直 接交渉は27日に延期されたという。同協議が非公開であることを理由に 同関係者が匿名で明らかにした。

メルケル独首相とオランド仏大統領は先週、ギリシャと債権者の月 内合意を呼び掛けた。月末が近づくなか、ギリシャ政府のサケラリディ ス報道官は25日、月内合意はまだ可能との見解を示した。同報道官によ れば、財政目標や付加価値税(VAT)率、年金、労働市場ルールなど に関して双方の意見が依然食い違っているという。

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのハンソン・エストニ ア中銀総裁はタリンで、「残念ながら、多くの時間が無駄に費やされ た」と発言。「基本原則が損なわれずに合意に至れば当事者全員の利益 となるだろうが、これまでのところ極めて難航している」と指摘した。

ギリシャ問題はドイツのドレスデンで27-29日に開かれる主要7カ 国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に合わせて議論される見通し。

原題:Greece Said to Find Little Convergence With Creditors on Funding(抜粋)

--取材協力:Marcus Bensasson、Eleni Chrepa、Ott Ummelas、Mark Deen、Kasia Klimasinska、Christos Ziotis.