IMF:人民元は過小評価されていない-SDR組み入れに前進

国際通貨基金(IMF)はこれまで長期にわ たって維持してきた中国人民元が過小評価されているとの見解を公式に 撤回した。これにより、中国が望んできたIMFの特別引き出し権 (SDR)の通貨バスケットへの人民元組み入れの可能性が高まった。

IMFアジア太平洋局のマーカス・ロドローラー副局長が率いる中 国経済の審査チームは、「過去1年の実質的、効果的な大きな相場上昇 によって、人民元レートはもはや過小評価されているとは言えない水準 になった」と評価。「中国は2-3年以内の効果的な変動相場の達成を 目指すべきだ」と指摘した。

国際決済銀行(BIS)のデータによると、人民元は実質実効為替 レートベースで2015年3月までの5年間に33%上昇した。

ロドローラー副局長は、SDR通貨バスケットへの人民元組み入れ に関してIMFが中国当局と緊密に作業すると表明し、組み入れは「仮 定」の話ではなく「時期」の問題だとコメントした。

原題:IMF Says Yuan Is No Longer Undervalued Amid Reserve Currency Bid(抜粋)

--取材協力:Kevin Hamlin.