牛乳売りから吉祥航空の筆頭株主に-漁村出身の兄弟が資産家に

20年前の中国で王兄弟は味を付けた牛乳とヨ ーグルトを子供らに販売していた。その兄弟が先週、吉祥航空の新規株 式公開(IPO)で資産家の仲間入りを果たした。

貧しい漁村から身を起こし格安航空会社の筆頭株主となる半生は、 中国の経済成長が映し出すサクセスストーリーだ。上海での株取引が今 週始まる吉祥航空は、旅客機業界での起業を促す政府の計画の恩恵にあ ずかっている。今後20年で世界最大になると見込まれている中国の旅客 機業界だが、今は国有航空会社の存在感が圧倒的だ。

IPO価格に基づくと吉祥航空の時価総額は63億5000万元(約1250 億円)と、今年1月に上場を果たした春秋航空の約10分の1だ。春秋航 空の株価は上場後600%余り上昇。過去1年間の中国本土での147の IPO銘柄は全て取引初日に値幅制限いっぱいの44%高となっている。

海通証券の張崎アナリスト(上海在勤)は「市場全体の強気相場を 超える驚異的な急騰となっている春秋航空の株価は確実に多くの人々の 気持ちを捉えるだろう。原油価格が低水準にあり、効率性の高い航空会 社は魅力的な投資対象となる」と述べた。

吉祥航空は1株当たり11.18元で6800万株を公開する。IPOを通 じ総額7億6000万元を集めた。株式の取引開始は27日。

原題:Milk-Peddling Brothers Turn Airline Millionaires With China IPO(抜粋)

--取材協力:Pei Yi Mak、Ben Scent.

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