米石油大手2社の投資家、環境関連の株主提案への支持示さず

エネルギー業界の企業幹部に対し、環境によ り優しい事業運営を求める株主提案が今年、過去最多となりそうだ。し かし、可決は難しいと予想されている。

米国の2大石油会社であるエクソンモービルとシェブロンに対し、 環境に関する専門知識のある取締役の指名や温暖化ガス削減目標の設 定、シェール層の水圧破砕によるリスクの最小化に関する報告書の作成 などを求める計7件の株主提案が27日開かれる両社の株主総会で採決さ れる見通しだ。

ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ビンセント・ピ アッザ氏は、各社は既に環境被害を最小限にとどめようとしているた め、大口株主である機関投資家はこれらの提案は必要ないと考えている と指摘。キリスト教女性団体シスターズ・オブ・セントフランシス・オ ブ・フィラデルフィアや企業に環境保護を訴えるアズ・ユー・ソウ財団 などの団体は、投票することによって運動の推進につながる重要な対話 を促すことができると主張する。

株主提案を支持するウォルデン・アセット・マネジメントのシニア バイスプレジデント、ティモシー・スミス氏は「50%の賛成票を獲得す ることが成功ではない。目標は対話を始めることであり、それが前進に つながる」と述べた。

2社の時価総額の合計は5000億ドル(約60兆9000億円)を超え、世 界の約90%の国々の経済規模を上回る。環境に重点を置く株主提案は、 ダラスで開催されるエクソンの株主総会で3件、シェブロンがカリフォ ルニア州サンラモンで開く総会では4件、それぞれ採決される見通し。 両社の経営陣は全ての提案に反対している。

原題:Big Oil Investors Give Cold Shoulder to Environmental Changes(抜粋)

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