ECB、債券購入ペースを鈍化-夏休み前の加速方針示唆でも

欧州中央銀行(ECB)による公的セクター 債券の購入ペースは、欧州の夏季休暇シーズン中の流動性低下を前に購 入を加速させる方針を示した後も鈍化した。

ECBが25日にウェブサイトに掲載したデータによると、量的緩和 (QE)プログラムに基づき保有する政府・政府系機関債は5月22日終 了週に1342億ユーロ(約18兆円)と、前週比118億ユーロの増加とな り、3週間で最も小幅な伸びにとどまった。

ECBのクーレ理事は5月18日、7月から8月にかけての流動性低 下に対応するため、今月と来月に債券購入を加速させる方針を示した。 この発言を受け、ドイツの10年債相場は週間ベースで2012年6月以来最 長の下げ局面に終止符を打っていた。

カバード債購入は20億ユーロ増加し828億ユーロと、4月初め以来 の低い伸び。資産担保証券(ABS)は9900万ユーロ増の62億ユーロ。

3月に開始されたECBのQEは公的セクター債券とカバード債、 ABSを合計で月間600億ユーロ購入することを目標としているが、同 中銀は必要に応じてプログラムに柔軟性を持たせる可能性があると説明 している。

原題:ECB Slows Bond Purchases After Indicating Pace Would Accelerate(抜粋)

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