外資系製薬会社、中国で値下げ圧力強まる-価格上限撤廃でも

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中国では、6月1日に大半の医薬品で政府統 制価格の上限が撤廃される。しかし、外資系製薬各社に対する値下げ圧 力は逆に増しつつある。

昨年終盤以降、中国の多くの地方政府は自ら調達する医薬品価格を 引き下げるため、新たな入札制度を導入してきた。外資系医薬品メーカ ーに対しては、割安の国産ジェネリック(後発医薬品)とより直接的に 競争するよう促している。

外資系製薬会社を代表する業界団体、中国研究開発製薬企業協会( RDPAC)によると、こうした動きを受けて多くの外資系メーカーは 医薬品価格が過度に低く抑えられている地域の公立病院に対しては一部 の医薬品販売を取りやめざるを得なくなっている。

国営ラジオの中央人民放送(CNR)によれば、東部の浙江省で は、外資系メーカーは3月に実施された入札のうち平均して約61%で脱 落。入札結果へのアクセスがある中国の医療ウェブサイト「ypzbx x.com」のアナリスト、リウ・ユエペン氏によると、英グラクソ・ スミスクラインは31の医薬品で湖南省政府との価格交渉に参加し、その うち半分強の製品で断念を余儀なくされたという。

リウ氏によれば、米ファイザーは12の医薬品で参加したが、そのう ち9製品で断念。同氏の分析では、スイスのロシュ・ホールディングは 1月に中国の全人口の約5%を占める湖南省で乳がん治療薬「ハーセプ チン」を入札から外した。

ファイザーはコメントを控えた。ロシュとグラクソに電話と電子メ ールでコメントを求めたが、今のところ返答はない。

原題:Foreign Drugmakers Face More Pressure to Lower Prices in China(抜粋)