米FRB副議長:利上げ議論はデータ次第、日付に左右されず

米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシ ャー副議長は、早期の利上げのリスクと利上げを先送りして遅れを取り 戻さざるを得なくなる危険性を当局者が比較検討していることを明らか にした。

フィッシャー副議長は25日にイスラエルのヘルツリーヤでの講演 で、「早期の緩やかな利上げと遅い時期の大幅な利上げのどちらが良い のか。金利をゼロ付近から引き上げた場合、問題があればゼロに戻るこ とは難しくなる」と述べた。

イエレン議長らFRB当局者は利上げ時期を検討しており、3月の 連邦公開市場委員会(FOMC)予測によると、ほぼ全員が年内の利上 げ見通しを示している。

フィッシャー副議長は「当局のプロセスは日付ではなく、データで 決まる」と言明。「最初の動きが非常に重要視されているが、それは誤 解を招く恐れがある」とし、初の利上げは「超緩和的な金融政策から極 めて緩和的な金融政策への移行」にすぎないと語った。

クリーブランド連銀のメスター総裁は同日、アイスランドのレイキ ャビクでのインタビューで、FOMCが利上げする「時期は近い」と指 摘。FOMCが6月の会合に「先入観なく」臨むと述べ、「次回の米雇 用統計と他のデータを見た上で、6月のFOMCで判断を下す。私の考 えでは毎回検討される」と語った。同総裁は来年、FOMCの投票権を 持つ。

原題:Fed’s Fischer Says Rate Hike Debate Driven by Data, Not Date (1)(抜粋)

--取材協力:Gwen Ackerman、Amy Teibel、Jeff Kearns、Omar R. Valdimarsson.