高級車マクラーレン、中国で販売拡大へ-株式好調で手応え

英高級車メーカーのマクラーレン・オートモ ーティブは中国で、株式市場好調を背景に販売が増加傾向にあるとみて いる。

アジアパシフィック地区の販売を統括するデイビット・マッキンタ イヤー氏は22日の都内でのインタビューで、3、4月にかけて中国の販 売店への来客数が市場参入後15カ月間で最高だったとした上で、株式市 場で富を得た人が新車を買いたがっていることが背景にあると述べた。

マッキンタイヤー氏は「不動産市場が落ち着きを取り戻し、株式市 場が伸び始めた今、中国の人たちは自信を取り戻している」という見方 を示し、「自信がある人は、スポーツカーやスーパーカーを欲しがるも のだ」と語った。上海総合指数は25日午前に7年ぶりの高値となり、金 融株や公益株が上げを主導した。

中国では共産党政府の綱紀粛正とぜいたく禁止令などの影響で高級 車の販売が昨年来伸び悩んでいる。自動車販売は1-4月が前年同期 比2.8%増。14年は前年比7%増、13年が同14%増だった。

マクラーレンは4月の上海モーターショーで、新たに展開するスポ ーツシリーズ第2弾となる「540C クーペ」を公開した。発表資料によ ると、マクラーレンとしては「最も求めやすい」価格で、16年初めに販 売開始予定。

マッキンタイヤー氏は、先に発表された「570S クーペ」と合わせ て「スポーツシリーズの投入で販売は2倍になる」と述べた。販売価格 は540Cが日本で約2200万円に対し、中国では約220万元(約4300万円) と倍近い。570Sは中国で約260万元(約5100万円)。「非常に魅力的な 価格」としている。

中国ではぜいたく禁止令以来トップブランドの高級車を買うことを ためらっていた層が、市場参入間もないマクラーレンを買うことも期待 できるとマッキンタイヤー氏は述べた。