マレーシアのMBSB、引当金基準を厳格化へ-銀行に転換で

マレーシア最大の年金基金が経営権を握る金 融会社マレーシア・ビルディング・ソサエティ(MBSB)は、融資の 減損に対して一段と厳格な引当金基準を採用する方針を示した。同社は イスラム銀行への転換に向け準備を進めている。

MBSBは融資の減損に対する引当金の比率を約80%から100%に 引き上げ、マレーシアの大半の銀行と同水準にしたいと、アハマド・ザ イニ・オスマン最高経営責任者(CEO)が22日のインタビューで語っ た。ノンバンクの金融機関であるMBSBは現在、将来の損失に備える ための一層厳格な基準の順守を中央銀行に義務付けられていない。

MBSBはCIMBグループ・ホールディングスとRHBキャピタ ルとの統合計画が1月に頓挫した後、イスラム銀行への転換を目指して いる。MBSBの融資の減損に対する引当金の比率は統合協議で懸念要 因として挙げられており、将来の合併相手との取引価格をめぐる交渉能 力が弱まる恐れがあると、アハマド・ザイニCEOは指摘した。

原題:Malaysia Building Raises Bar on Loan Coverage for Bank License(抜粋)