ギリシャ、危機に見舞われた新興国より深く沈む恐れ

過去20年間に危機に陥った新興国より、ギリ シャ市場が深く沈むリスクに見舞われている。支援交渉がまとまらない 中で、ドイツのコメルツ銀行はギリシャの債務削減が難しく、デフォル ト(債務不履行)や債務再編の可能性が浮上していると指摘する。

同行の新興市場調査責任者サイモン・キジャノエバンス氏(ロンド ン在勤)は電話インタビューで、「過去の新興市場のように、まひ状態 から脱し次の段階に進むべきタイミングがある。ギリシャは次のステッ プを考える必要があり、それは革新的であるべきだ」と述べた。

同氏はギリシャの痛みを示すため、今月のリポートで5年に及ぶ危 機に伴う経済的低迷を、トルコとアルゼンチン、ラトビア、タイが過 去20年間に被った混乱と比較。その結果、コメルツ銀はギリシャがユー ロを離脱する確率が50%あるとの結論に至った。

ギリシャはこの5カ国の中で最も厳しい緊縮財政を迫られ、公的債 務比率は国内総生産(GDP)比で175%前後と、危機当初の110%から 上昇し、他の4カ国の全ての危機の始まりから5年後の状況を上回って いる。トルコはデフォルトを回避し、債務比率を100%から35%に押し 下げた。

原題:Greece Submerges as Crisis Fallout Worse Than Emerging Markets(抜粋)

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