【個別銘柄】Jフロント堅調、電力に買い、プリマや民放安い

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25日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

J.フロント リテイリング(3086):前週末比3.9%高の2229円。 クレディ・スイス証券は22日、投資判断を「中立」から「アウトパフォ ーム」、目標株価を1660円から2400円に上げた。東京や大阪の中心地、 訪日観光客の人気が高い札幌、京都などに旗艦店を持ち、免税売り上げ の伸びしろが大きいと分析。同証による2016年2月期営業利益予想を会 社計画と同じ450億円から470億円、来期を472億円から505億円に増額し た。

三菱重工業(7011):4.3%高の781.8円。大和証券は22日、投資判 断を「3(中立)」から「1(買い)」、目標株価を680円から1000円 に上げた。想定を上回る利益水準の15年3月期や16年3月期計画は好印 象、と指摘。ここ数年のM&A効果の刈り取りに加え、間接業務のアウ トソース化も含めた効率化の徹底などが利益率改善のけん引役になる、 と評価した。16年3月期営業利益予想を3100億円から前期比14%増 の3380億円(会社計画3200億円)、来期を3400億円から3900億円に上げ た。

九州電力(9508):4.2%高の1432円。原子力規制委員会は22日、 川内原子力発電所2号機の再稼働に必要な工事計画を認可した。共同通 信などにによると、再稼働は8月以降になる見通し。原発再稼働の進展 を見込む買いが電力株全般に波及し、北海道電力(9509)は6.5%高 の1294円、北陸電力(9505)も3.9%高の1933円など。

東京電力(9501):6.7%高の624円。三菱商事(8058)などとカタ ールでガス火力発電・造水プロジェクトに参画すると25日午前に発表し た。両社の共同出資会社K1 Energyが25年間の長期売電・水契 約を締結。K1には三菱商が98.5%、東電が1.5%出資し、15年度上期 中に東電の出資比率を最大33.3%に引き上げることを検討中としてい る。

ヤマダ電機(9831):1.7%高の534円。抜本的な構造改革の一環と してスクラップ&ビルドや業態転換を含み5月末までに46店舗の閉鎖を 予定していると25日午前に発表した。今後は都市部と郊外とそれぞれの 市場において厳選した出店をしていく計画。これに伴い年内めどに中央 区八重洲に都市型店舗を出店する。この改革で今度の収益性向上が期待 できるとみている。

プリマハム(2281)6.4%安の354円。公募、第三者割り当てによる 新株発行などで最大約101億円を調達する、と22日に発表。発行済み株 式総数は最大で13%増えるため、1株価値の希薄化が懸念された。調達 資金は茨城工場の最新鋭機械設備の導入などに充当方針。

タカタ(7312):4.3%安の1305円。スバル・オーストラリアはタ カタ製のエアバッグを搭載した04-07年型インプレッサなど3万3548台 をリコールの対象とする、と25日に発表した。22日には、タカタのエア バッグ関連で、マツダ、富士重工業、三菱自動車が計31万台の国内リコ ールを届け出たと国土交通省が発表した。

民放株:フジ・メディア・ホールディングス(4676)が2.4%安 の1760円、日本テレビホールディングス(9404)が1.7%安の2205円、 TBSホールディングス(9401)が2.8%安の1674円など。野村証券 は22日付のセクターリポートで、5月の在京キー局5社合計のスポット 広告売上高が前年同月比5.8%減となったもようで、業種別、放送局別 とも全般的に弱いと指摘。6月のスポット広告の発注状況も5月より鈍 いとの見方を示した。

SMK(6798):4.1%高の529円。発行済み株式総数の1.39%に当 たる100万株、金額で5億円を上限に自社株買いを行うと22日に発表。 期間は25日から7月9日、当面の需給好転が見込まれた。

日本ケミファ(4539):6.1%高の612円。発行済み株式総数 の2.47%に当たる100万株、金額で6億円を上限に自社株買いを行う と22日に発表。期間は25日から9月30日、当面の需給好転が見込まれ た。

アイロムホールディングス(2372):400円(22%)高の2202円と ストップ高。子会社のIDファーマがセンダイウイルスベクターを用い てiPS細胞を作製する方法についての技術を米国、日本で特許を取得 した、と25日に発表。同技術をめぐる事業基盤の強化につながるとみら れた。センダイウイルスベクターは、治療用の遺伝子を特定の臓器・組 織に運搬、効果的に標的細胞内へ導入する働きを持つ物質を指す。

東京製綱(5981):7.1%高の241円。22日に発表した19年度までの 新中期経営計画では、最終年度の売上高目標を900億円、営業利益78億 円、海外売上高比率を25%とした。15年度計画は735億円、42億 円、14%。拡大する炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)事業の推進、 海外インフラ需要などへの積極展開などを掲げる。

ニホンフラッシュ(7820):6.7%高の1672円。6月12日付で東証 2部から1部に指定になる、と22日に発表。今後のTOPIX算入に伴 う新規資金の流入などを見込む買いが入った。

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