豪中銀に通貨押し下げ余地-銀行が住宅ブーム沈静化を支援

オーストラリアでは住宅市場の沈静化に一役 買う市中銀行が増えているため、オーストラリア準備銀行(中央銀行) が豪ドルを押し下げる余地が広がる見込みだ。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は先週、個人向 け住宅ローン金利のディスカウントをやめると表明。ナショナルオース トラリア銀行(NAB)も当局の呼びかけに応じてこうしたディスカウ ントを制限すると説明した。豪中銀の金融緩和策が不動産ブームを勢い づけており、シドニーの住宅価格は過去3年間に約40%上昇している。

豪中銀が政策金利を過去最低の2%に引き下げたにもかかわらず、 豪ドルはこの1カ月に2.2%上昇した。主要国・地域の政策金利がゼロ 付近となっているため、豪州債の投資妙味が比較的高いことが豪ドルの 上昇を促している。豪中銀は経済には豪ドル安が必要だと主張してい る。

マッコーリー・グループの豪州経済担当責任者、ジェームズ・マッ キンタイア氏(シドニー在勤)は、「住宅市場過熱感が緩和している兆 しがあることは大いに歓迎されると私は考えている」とした上で、利下 げに必要な柔軟性を豪中銀が確保することにつながる可能性があるとの 認識を示した。同氏は11月に追加利下げを予想している。

原題:RBA Winning Room to Weaken Currency as Banks Act to Cool Housing(抜粋)

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