ギリシャ、債権者に譲歩求める-IMFへの返済期限迫る中

来月初めに再び国際通貨基金(IMF)への 返済期限を迎えるギリシャは債権者に対し、資金繰りに苦しむ同国への 融資再開に向け要求を緩和し行き詰まりを打開するよう求めた。

ギリシャのチプラス首相は23日、同国は緊縮措置をこれ以上受け入 れることはできないと言明。バルファキス財務相は24日、ギリシャ政府 はユーロ圏とIMFとの交渉で隔たりの4分の3まで歩み寄ったとし、 残りは債権者側が妥協すべきだと発言した。ブーチス内務・行政改革相 は同日のメガTVとのインタビューで、合意に至らなければ6月の IMFへの返済は不可能であり、行わないと述べた。ただ同相には経済 に関する決定権限はない。

バルファキス財務相は英BBC放送の番組「アンドルー・マー・シ ョー」でのインタビューで、「ギリシャは合意に向け大きく前進してお り、今度は債権団側が譲歩する番だ」とし、「乳牛から無理に牛乳を搾 り取ろうとすると、乳の出が悪くなる。債権者も無理強いすれば資金は 戻らず利益にならない」と語った。

メルケル独首相とオランド仏大統領は先週のチプラス首相との会談 で、債権者が求める政策変更も含めた支援プログラムでの合意で今月末 までの猶予を与えた。ギリシャ政府は今月29日までに公務員給与と年金 を支払わなければならない上に、翌週にはIMFへの約3億ユーロ (約400億円)の返済が控えている。

一方、ドイツのショイブレ財務相はギリシャが2月20日のユーロ圏 との合意で支援と引き換えに政策変更を公約した以上、交渉の余地はほ とんどないとの認識を示唆。「問題の根はギリシャ側にある。同国が公 約を実行しなければならない」と24日に放送された独ラジオ局DLFと のインタビューで語った。

原題:Greece Calls on Creditors to Compromise as IMF Payment Nears (1)(抜粋)

--取材協力:Birgit Jennen、Brian Parkin、Corina Ruhe、Tony Czuczka、Alex Morales.