鳥インフルエンザで鶏卵不足-米消費者コスト、9700億円増か

スクランブルエッグやポーチドエッグ、目玉 焼きと調理法はどうあれ、鶏卵を使った朝食のコストが米国で数十億ド ルかさむ可能性があるとの見方を、ゴールドマン・サックス・グループ が示した。同国で鳥インフルエンザが過去最悪の大流行となっているた めだ。

ジェーソン・イングリッシュ氏らゴールドマンのアナリストは20日 のリポートで、米国の消費者が鶏卵を購入するために支払う額は恐ら く75億-80億ドル(約9100億-9700億円)増えると指摘した。予想通り なら昨年を少なくとも75%上回ることになる。加工食品メーカーへの鶏 卵供給の不足が見込まれるほか、人気の朝食メニューで消費者にコスト を転嫁しにくいマクドナルドが大手レストランチェーンのうち最も影響 を受ける見通しだ。

米中西部では2カ月にわたって鳥インフルエンザ感染が拡大してお り、アイオワ州では約2300万羽の卵用鶏が死んだ。米食品会社ポスト・ ホールディングスは鳥インフルエンザの影響で2015年度の食品サービス 部門の業績が打撃を受ける恐れがあるとの見方を示した。

アナリストらは「最終的に事態が好転するまでに、一段の状況悪化 もあり得る」と予測している。

米農務省のデータによれば、米国では鳥インフルエンザの流行によ り昨年12月以降、鶏や七面鳥など少なくとも3890万羽が被害を受けてい る。

原題:Egg Consumers Face $8 Billion Bill From Worst U.S. Bird Flu (1)(抜粋)

--取材協力:Lydia Mulvany、Janet Freund.