モンテ・パスキ銀の株主割当、価格は38.9%のディスカウント

イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・デ ィ・シエナは、30億ユーロ(約4000億円)の株主割当増資を38.9%のデ ィスカウントとなる価格で実施する。同行は欧州中央銀行(ECB)の 包括的審査で不合格となり、増資を余儀なくされている。

21日の発表によると、モンテ・パスキは株主に対し、1株当た り1.17ユーロで保有株1株当たり10株を割り当てる。同行によれば、こ の割当価格は権利落ち後の理論価格を38.9%下回る水準。

ファブリツィオ・ビオラ最高経営責任者(CEO)は利益回復を目 指すとともに、不良債権の増加で損なわれた資本バッファーの再構築を 進めている。調達した資金の一部で公的資金の残額11億ユーロを返済 し、残りの資金を資本不足の穴埋めに活用する方針。

権利行使期間は5月25日から6月12日まで。UBSグループが引受 主幹事を務める。

モンテ・パスキ株は3%安の9.38ユーロで21日の取引を終え、時価 総額は24億ユーロ。これを上回る額を投資家から調達しようとしてい る。

原題:Monte Paschi to Sell Stock at 38.9% Discount in Rights Offering(抜粋)