NYに高級マンション、でも1戸の専有面積小さめに-HFZ

不動産投資などを手掛ける米HFZキャピタ ル・グループは、ニューヨークのマンハッタンで売りに出された開発地 区としては最も高値が付いた区画の1つを購入した。ただ、そこに最高 値を競い合うようなマンションを建てる計画はないという。

同社を率いるジール・フェルドマン氏はインタビューで「1000万 -2000万ドル(約12億-24億円)のマンションを対象とする市場にとら われたくない」と説明。「向こう1、2年はこうした市場に参加するつ もりはない」と述べた。

HFZは8億7000万ドルでチェルシー地区の空中公園ハイライン と11番街に挟まれた1ブロック全てを購入。今月7日に契約を結んだ。 リアル・キャピタル・アナリティクス(RCA)によると、ニューヨー ク市の区画販売価格としては約10年前にエクステル・デベロップメント 率いる企業連合がアッパーウェストサイドのより広い区画を9億1900万 ドルで購入して以来の高値となった。

超富裕層向け物件は既に十分な供給があるとして、フェルドマン氏 は1戸当たりの面積が小さめの物件販売を通じて投資の回収を図る計画 だ。設計は建設事務所ビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)が手 掛け、28階建て・38階建て程度の建物2棟の建設を予定している。

マンション部分の1戸当たり平均専有面積は1500-2000平方フィー ト(約139-186平方メートル)で、不動産鑑定会社ミラー・サミュエル によれば、2013年以降にマンハッタンで販売された新築高級マンション の約半分の広さだ。

フェルドマン氏によると、建設予定の物件の1平方フィート当たり 価格は3750-4000ドル。ミラー・サミュエルのミラー社長は、これは1 -3月(第1四半期)に売買された新築高級物件の平均と一致している と指摘。「最高級物件に変わりはない。1平方フィート当たり単価は既 に建設されている物件と変わらず、面積の違いだけだ」と述べた。

原題:NYC Builder Shuns Ultra-Luxury Condos at Pricey Chelsea Lot (1)(抜粋)