世界の鉱山大手CEO:銅はトンネルの出口に見える一条の光

世界の大手鉱山各社は、鉄鉱石と石炭の供給 過剰にどう対処するかについて、最近考え方があまり一致していない。 しかし、銅については同じ考えを持っている。

オーストラリア・英系BHPビリトンや英アントファガスタ、英豪 系リオ・ティント・グループ、米フリーポート・マクモラン、スイスの グレンコアの幹部らはいずれも今月、銅について、他の商品と異なり供 給が過剰にならないとコメントの中で指摘した。アナリストらは、中国 が延期していた多数のインフラプロジェクトを認可し経済成長鈍化に対 処しているとして、銅需要は弾力性があると説明する。

ベアリング・アセット・マネジメント(ロンドン)で440億ドル (約5兆3000億円)相当の運用を手掛けるクライブ・バーストー氏は 「ある商品を保有し、構造的で長期にわたる強気姿勢を取ろうとするな ら銅に注目すべきだ」と語る。

世界最大の鉱山会社BHPのアンドルー・マッケンジー最高経営責 任者(CEO)は先週のインタビューで、鉱山業界の見通しは暗いと指 摘。同社が参加する鉱物市場ではいずれも、需要の伸びは既存の鉱山の 拡張によってあまりにも「容易に」満たされ得ると述べた。唯一の例外 として挙げたのが銅だった。

ブルームバーグが集計したデータによれば、再生銅の供給が逼迫 (ひっぱく)したため精錬銅の需要が増え、中国の4月の銅輸入は1年 ぶりの高水準に達した。

原題:Gloomy Mining Chiefs See Copper-Tinted Light at End of Tunnel(抜粋)

--取材協力:David Stringer.