LIBORの注目度が再び高まる-米利上げ時期めぐる観測で

金融危機の際の不正操作問題で信用を失って 以来、市場関係者のレーダーから外れていたロンドン銀行間取引金利( LIBOR)が再び注目度を高めている。

3カ月物LIBORは今週、約2年ぶりの高水準に達し、米連邦準 備制度による年内の利上げを暗示している可能性がある。ただ、先物な どの他の指標は、引き締めのタイミングに関してより懐疑的な見方を示 している。

20日公表された4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で は、当局は2006年以来となる利上げの議論で今後の経済指標を重視する 姿勢を示唆した。LIBORは銀行セクターの信用リスクの水準だけで なく、米政策金利の見通しにも一部左右される。

デリバティブ市場では、7-9月(第3四半期)末までに利上げが 実施される確率は50%にすぎないと見込まれている。一方、3カ月物 LIBORは20日に0.2835%と、半年前の0.2329%から上昇し、2013年 3月以来の高水準に達した。21日は0.282%に低下している。

バークレイズのストラテジスト、ジョゼフ・アベート氏は「上昇の 約半分は米政策金利見通しの変化という要素によるものだ」と指摘。 「米利上げの正確なタイミングがどうなろうと、利上げに近づいてい る。金融市場の力のバランスは資金の出し手に傾きつつあり、投資家は 9月利上げの可能性が高まったと見て」その補償を求めていると指摘し た。

ブルームバーグがフェデラルファンド(FF)金利先物のデータを 使って計算したところによると、10月の米利上げ確率は50%強。

原題:Libor’s Relevance Rising Again When It Comes to Fed Rate Outlook(抜粋)

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