もう言い訳はたくさんだ-ドイツ銀CEOに株主が最後通告か

もう言い訳はたくさんだ。ドイツ銀行の一部 株主がアンシュー・ジェイン共同最高経営責任者(CEO)に送ったメ ッセージはこれだ。ジェイン氏には新たな戦略を実行する最高責任者の 権限が与えられた。

ドイツ銀の上位20の株主リストに名を連ねるユニオン・インベスト メント・プリバートフォンのポートフォリオマネジャー、インゴ・シュ パイヒ氏はインタビューで、「ジェイン氏にとって彼の戦略が正しいこ とを実証してみせる最後のチャンスだ」と発言。次回の株主総会までに は「いくら遅くても約束を果たす必要がある」と語った。

ジェイン氏(52)とユルゲン・フィッチェン氏(66)の両CEO は21日に年次株主総会に臨んだが、経営行動への株主の支持は全体 の60%強と過去10年余りで最も低くなった。

ジェイン氏は、コスト抑制と訴訟問題の解決という2つの重要な約 束をドイツ銀が順守できていない現状を認め、経営陣を引き続き支持す るよう株主に訴えた。同氏は「われわれはこれまで実現したコスト節減 に満足しておらず、これが今後数年の最優先課題になる」と述べた。

ドイツ銀が過去の目標を達成できていないことや、リテール(小口 金融)部門ポストバンクについて取得から5年足らずで株式の大部分の 売却を決めたことが、一部の株主を失望させている。

ジュピター・アセット・マネジメントで金融株の投資に携わるギ ー・ドボロネ氏はドイツ銀について、「コスト削減と収益性に関する約 束をいずれも実現できていないことが主な理由だが、経営陣の目標を株 主が信用しているかどうか疑問だ」と話している。

原題:Last Chance for Jain as Deutsche Bank Holders Decry Strategy (1)(抜粋)

--取材協力:Alexander Kell、Jeffrey Vögeli.