米シェールオイルとの戦い、OPECは戦略堅持か-6月総会

石油輸出国機構(OPEC)は6月5日にウ ィーンで開く総会で、原油価格より市場シェアを維持する戦略を堅持す るとの見方が、アナリストらの間で支配的となっている。競合する生産 者が既にOPECの戦略に屈しつつあるためだ。

ブルームバーグがアナリストとトレーダー34人を対象に実施した調 査では、1人を除く33人がOPECは日量3000万バレルの生産目標を据 え置くとの見通しを示した。

OPEC最大の産油国であるサウジアラビアを中心とする加盟国は 昨年11月の総会で、価格押し上げに向けた減産という従来の対応ではシ ェール層掘削会社など高コスト供給企業の脅威に対抗できないとの結論 に達した。各社が設備投資計画を縮小し、米国のリグ(掘削装置)稼働 数が過去最大の落ち込みを示したことから、原油価格は上昇している。

フランスのソシエテ・ジェネラルの石油調査責任者、マイク・ウィ ットナー氏は19日、ニューヨークから電話インタビューに応じ「設備投 資と掘削の大幅削減の影響がようやく表れてきている。サウジは実を結 び始めた戦略を変更する必要はない」と指摘。「今回の総会で何かが起 こると期待している市場関係者はかなり失望するだろう」と述べた。

原題:OPEC Seen Unyielding in Battle With Shale for Oil-Market Share(抜粋)

--取材協力:Heesu Lee、Ben Sharples、Jing Yang、Sarah Chen、Mark Shenk、Angelina Rascouet.