バークレイズとRBS、計1.3兆円の追加引当金が必要

金融市場操作の問題に絡み英バークレイズと ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は向こう2年間に 計70億ポンド(約1兆3000億円)を新たに引き当てる必要があると、 JPモルガンが指摘した。両行は20日、この問題で計30億ドル(約3600 億円)の罰金が科せられた。

JPモルガンは21日付のリポートで、バークレイズは為替市場操作 の問題で9億ポンドの罰金が追加で科される可能性があると指摘。特 に、今回の合意事項に含まれていない電子取引への捜査が関係してくる という。RBSでは、米国の住宅ローン担保証券(RMBS)をめぐる 不正行為に関して最も多い罰金が科されると見込まれ、額は31億ポンド に上る可能性があるとしている。

JPモルガンのアナリスト、ラウル・シンハ氏(ロンドン在勤)は リポートで「バークレイズの訴訟費用およびそれに伴う資本をめぐる不 確実性は顕著に低下した」一方で、同行の「不正行為の問題について は、なお警戒が必要だ」と指摘。RBSについては、「米国のRMBS をめぐる訴訟が引き続き最大の懸念だ。2016年初めまでに解決される可 能性は低い」と記した。

リポートでは、このほか返済補償保険や為替、他の訴訟などに関連 して両行が引当金を積み増す可能性があると指摘した。

原題:Barclays, RBS Seen Facing $11 Billion More in Misconduct Costs(抜粋)

--取材協力:Richard Partington.