アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が上昇、インド株反落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

21日の中国株式市場では、上海総合指数が約7年ぶりの高値に上 昇。中国の製造業活動を測る5月の民間指標が3カ月連続で活動縮小を 示し、政府が景気刺激の取り組みを強化するとの観測が強まった。

中国遠洋(チャイナ・コスコ・ホールディグス、601919 CH)と中 海発展(600026 CH)は共に10%の値幅制限いっぱい上昇。両社はシン ガポールで合弁企業を設立する計画を発表した。通信機器メーカー、烽 火通信科技(600498 CH)は2.2%高。ブロードバンド通信網の構築を加 速すると発表した政府の方針を好感した。

香港市場では資産家の潘蘇通氏率いる高銀地産(283 HK)と高銀金 融(集団、530 HK)がいずれも上場来の大幅な下げとなった。

上海総合指数は前日比1.9%高の4529.42と、2008年2月以来の高値 で終了した。CSI300指数は1.8%高。

華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は「統計が悪ければ悪いほ ど、追加刺激策が講じられるとの観測が強まる」と指摘。「景気は当分 上向かないというのが市場のコンセンサスで、このため経済統計の影響 はそれほど大きくない」と述べた。

香港市場では中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数 が前日比0.7%安、ハンセン指数は0.2%安で引けた。

【インド株式市況】

21日のインド株式相場は反落。タタ・スチールの四半期赤字が予想 を上回る規模だったことから、金属株が売られた。

タタ・スチールは5週間ぶり安値を付けた。インド最大の精銅会社 ベダンタは4営業日ぶりに値下がり。国内最大の民間銀行である ICICI銀行は約1週間ぶりの大幅下落。公益事業大手のNTPCと タタ・パワーも売られた。

指標のS&P・BSEセンセックスは前日比0.1%安の27809.35で 終了。一時0.3%上げ、0.5%下がる場面もあった。インフレ鈍化でイン ド準備銀行(中央銀行)には今年3回目の利下げを実施する余地が生ま れたとの観測を手掛かりに、前日は1カ月ぶり高値を付けていた。次回 の政策決定会合は6月2日に開催。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比0.9%高の5662.27。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.8%安の2122.81。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比1.1%安の9578.56。

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