ECB:政策委は計画通りのQE実施の方針を確認-議事要旨

欧州中央銀行(ECB)の当局者らは4 月14、15両日の政策委員会で、大規模な資産購入プログラムの初期の効 果に満足を表明するとともに、構造改革が不十分であれば長期的成長が 損なわれるリスクがなおあるとの認識を示した。21日公表された議事要 旨から分かった。

議事要旨は「最近決定された金融政策のしっかりとした実施を中心 に据えながら一貫した道筋に沿った政策運営を重視する必要があるとメ ンバーらは同意した」とした上で、「同時に、構造改革を推進し事業環 境を改善させる措置を取ることをユーロ圏諸国の政府に求める強いシグ ナルを送る必要がある」と付け加えた。

開始から3カ月目に入っている量的緩和(QE)プログラムの下、 ECBはこれまでに1220億ユーロ(約16兆4600億円)相当の公的部門債 券を購入した。取引の細る夏を前に、現在は幾分購入を増やしているも ようだ。

議事要旨は、QE「プログラムは状況が変わった場合や必要が生じ た場合に調整することができるように十分に柔軟に設計されていること が明確になった」とも説明した。

チーフエコノミストのプラート理事はユーロ圏経済が年初以降さら に勢いを増し、見通しに対するリスクはより均衡したものになったと政 策委員らに述べたという。

議事要旨には「3月のECBスタッフ予測に織り込まれているユー ロ圏経済に関する前向きな見通しはQEプログラムの完全実施を前提と しており、まだ多くの下振れリスクと不確実性にさらされている」と付 け加えられている。

原題:ECB Account Shows Officials Staying QE Course as Reforms Urged(抜粋)