ヘッジファンドが模索、次の「世紀の空売り」はいずこに

ヘッジファンドは次に空売りすべき通貨を求 めて世界を見回している。ドル上昇を見込む取引で利益を上げる機会は そろそろ終わりとみているからだと、ヘッジファンドに投資する運用者 が語った。

約95億ドル(約1兆1500億円)のヘッジファンド投資を管理してい るパシフィック・オルタナティブ・アセット・マネジメントのディレク ター、サム・ディートリッヒ氏によると、ヘッジファンド運用者らはド ルの上昇が今後、ここ3四半期ほどではなくなるとみている。ドル指数 は今四半期に入って2.5%下落しており、ドル買い持ちポジションは人 気がなくなっている。3月31日までの9カ月には20%上昇していた。

ディートリッヒ氏は電話インタビューで、「これからはドルが主役 というのではなく、特定の2通貨間での個別の弱さが材料になる」と話 した。

ヘッジファンドの間ではどの通貨を空売りするのがよいかについて の強い共通見解はないという。「明確なトレンドというのは生まれてい ない」と同氏は述べた。

市場予想の専門家らはアルゼンチン・ペソ、ロシア・ルーブル、ブ ラジル・レアルなどの下落を予想。ブルームバーグの推計によると、対 ドルで最大で17%下落が見込まれている。

原題:Hedge Funds Seek the Next Big Shorts After Dollar Rally Fizzles(抜粋)